研究課題
若手研究(B)
本研究では、磁気共鳴画像法(MRI)と磁気温熱療法(磁気ハイパーサーミア)を一体化する「セラノスティクス」の実現を可能にするような磁性ナノ粒子の開発に取り組んだ。葉酸とポリエチレングリコールを修飾した超常磁性マグネタイトナノ粒子クラスター(FA-PEG-SPION NCs)を担癌マウスに静脈内投与することで、MRIで腫瘍を造影することに成功した。さらに、このNCsを静脈内投与したマウスに人体に無害な交流磁場を印加すると、腫瘍のみが加熱され、腫瘍の温度は周囲の正常組織の温度よりも約6℃高くなった。この結果、腫瘍細胞の増殖を抑制でき、生存率を大幅に改善することができた。
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