研究課題
若手研究(B)
溶融静電紡糸過程での繊維形成源は、高電圧の存在下で溶融体表面に形成されるテーラーコーンである。テーラーコーンからの微細繊維形成機構を明らかにするため、本研究では、各種高分子ブレンド材料からの繊維形成を試みた。その結果、テーラーコーン内部および繊維内部で微細な海島構造を形成し、繊維作製後一成分を除去することにより、平均繊維径200nmのナノファイバーが形成出来た。また、テーラーコーンから紡出直後の紡糸空間の温度制御を行うことにより、繊維の更なる細径化が可能であることが明らかとなった。
化学