研究成果の概要 |
4,5,6族の遷移金属元素(Ti,Zr,V,Nb,Ta,Mo,W)を用いて,水熱合成法によりオクタヘドラル積層構造を有する多孔性複合酸化物の合成を行った.特にW-M-O(M=Ti,Zr,Nb,Ta)複合酸化物においては,基本的な結晶構造が同じまま元素組成比を変化することができた.この触媒を利用することにより,複合酸化物触媒における構成元素の種類と構成比が触媒活性に与える関係性を明らかにした.この複合酸化物触媒は,多量の水存在下においても固体酸性能を示し,アルコールの脱水反応および水和反応に高い活性を示した.
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