微生物燃料電池(MFC)技術を応用した酢酸と電力のコプロダクション技術を実証し、バイオフィルムの形成が酢酸生産速度、最大電流密度、最大出力の向上に重要であることを明らかとした。アノードとして用いるカーボン材料と酢酸菌の親和性の向上を可能とするプラズマジェットを用いた表面修飾法を検討し、二酸化炭素とアルゴンの混合ガスを用いたプラズマジェットが効果的であることを明らかとした。パックドベッド型MFCリアクターの構築に重要となる知見の集積を行い、アノードとして用いる炭素材料の種類・形状に加えカラム内の集電板の構造の検討も重要であることを明らかとした。
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