研究課題
若手研究(B)
核融合科学研究所にある大型ヘリカル装置(LHD)プラズマにおける、周辺領域の不純物輸送の解析実現のため、EMC3-EIRENEコードを用いたモデル開発を行った。ダイバータ部の形状変更(開から閉)によって、リサイクリング(水素イオンと水素ガスの循環)が増加すること、それにともなってダイバータ部でプラズマ密度と炭素不純物密度がともに増加することがわかった。ただし、高密度プラズマ条件では不純物スクリーニング(プラズマの流れによる吐き出し)が優位になり、開/閉で不純物量の違いが小さいことがわかった。
核融合プラズマシミュレーション