イオン温度非等方性を考慮に入れ、ダイバータプラズマ流体の振る舞いを記述するために、従来のモデルを拡張した新しいダイバータプラズマ流体モデルを開発した。新たに開発したモデルを用いた周辺プラズマ解析により、プラズマが衝突領域にある場合、イオン温度は等方的であり従来のダイバータプラズマ流体モデルに基づく解析と一致するが、プラズマが無衝突領域にある場合、イオン温度の非等方性が確認された。さらに、新たに開発したモデルを用いて、シース入り口におけるプラズマの超音速流を記述できることを示した。新たなモデルを用いて評価した非等方的イオン温度を用いて粘性項を評価した。
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