研究課題
若手研究(B)
シリコンカーバイドは高温強度特性に優れるため、原子炉材料としての使用が構想されている。課題は、中性子照射下で低温(400℃~)から照射クリープ変形をきたすことであり、これが炉の運転温度を制限する要因になりうる。しかし、提案者は、照射クリープが照射線量に対して敏感に反応する時期は、照射のごく初期のみでありそれ以降は飽和傾向を示すことを報告した。この温度では、照射で形成された5nm程度の格子間原子型の転位ループが支配的な損傷微細組織ですが、ループの優先形成結晶面の同定により、応力が緩和する方位に配列することを見いだしました。これは、安定な微細組織によりクリープも制限されることを示している。
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Journal of Nuclear Materials
巻: Volume 448, Issues 1–3 ページ: Pages 487–496
10.1016/j.jnucmat.2013.09.004