La-Mn系ペロブスカイト型酸化物を電極触媒とした金属空気電池用空気極の酸素還元電位を向上するために、酸化物組成およびPtとLaMnO3の共担持の効果について検討を行った。LaMnO3にCa,Feを置換し、酸素還元活性を調べた結果、酸素還元活性はMnサイトの酸化数に依存する傾向にあることがわかった。また、ペロブスカイト型酸化物中のAサイト欠陥が酸素還元活性の向上に寄与している可能性が示唆された。LaMnO3ナノ粒子と微量のPtとをカーボン担体に共担持した酸素還元触媒を合成し、その特性を調べた結果、Ptが空気極の浸漬電位の向上に、LaMnO3が過電圧の削減に有効に作用することが明らかとなった。
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