研究課題
若手研究(B)
本研究では、最も単純な炭素酸化物であるCOを、堆積物内部の嫌気環境下で資化することのできる微生物を推定することを目的として研究を行った。世界各地の海底下1-400mから得られたセディメントよりDNAを抽出し、嫌気的一酸化炭素デヒロゲナーゼのβサブユニットをコードする遺伝子の増幅を試みたところ、およそ20%のサンプルから遺伝子の増幅が確認された。さらにそれらの遺伝子断片の配列を決定し系統学的な解析を行った。その結果、本研究で得られたcooS遺伝子は既に知られているものとは全く異なるものであることが分かり、海底下においては未だ知られていない微生物によりCOが資化されている可能性が示された。
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Applied and Environmental Microbiology
巻: vol. 80 ページ: 1985-1994
10.1128/AEM.04150-13