植物の細胞内構造をとらえる蛍光像について顆粒状構造、膜蛍光像、内腔蛍光像、繊維構造の4パターンに大別し、分布、形態、速度、共局在性を評価する一連の画像解析手法を開発した。また核・染色体の蛍光像からの細胞周期の推定など機械学習に基く画像の自動分類に関して、高精度な分類ソフトウェアを生成するアルゴリズムを開発した。 その結果、表層微小管の配向制御機構、小胞体流動と低温ストレスの関係、アクチン繊維と細胞分裂の関係、小胞輸送系関連タンパク質の局在とその変化など、植物細胞学の多岐にわたる分野で顕微鏡画像解析に基く定量的知見を提供した。
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