研究課題
若手研究(B)
シアノバクテリアの概日リズム発生には、時計タンパク質KaiCが中心的役割を担っていることがわかっている。本研究ではKaiCに結合するタンパク質であり、DNA複製開始因子として知られるDnaAの解析を行った。dnaAを破壊しても細胞は生育が可能であったが,その概日リズムの周期が短周期になり、さらに、変異体において細胞分裂異常がおこることが示唆された。DnaAは、KaiCと相互作用して概日時計を調節するとともに、概日時計による細胞周期の調節機構の一部として働いているのではないかと考えられる。
分子遺伝学