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2014 年度 研究成果報告書

ゲノム情報を利用した交雑種分化メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 24770081
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生物多様性・分類
研究機関独立行政法人森林総合研究所

研究代表者

菊地 賢  独立行政法人森林総合研究所, 森林遺伝研究領域, 主任研究員 (10353658)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード網状進化 / 雑種種分化 / 系統解析
研究成果の概要

雑種形成は、植物の種分化を促す重要な要因のひとつとして注目されている。種間交雑を頻繁に生じるヤナギ属植物について、複数の核遺伝子を解析し、雑種形成が進化に及ぼす影響を検証した。ユビソヤナギはネコヤナギとエゾヤナギの中間的な形態を持つが、系統解析の結果、これら3種の系統的独自性は高く、ユビソヤナギは雑種由来ではなかった。ただし、これら3種の間には、種分化後に遺伝子流動が生じている可能性が示唆された。一方、Vetrix亜属やChamaetia亜属に属する国産ヤナギ属植物の多くは複雑なネットワークを形成し、種分化後の頻繁な種間交雑によって網状進化を遂げている可能性が示唆された。

自由記述の分野

保全遺伝学、系統地理学、生態遺伝学

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公開日: 2016-06-03  

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