研究課題
若手研究(B)
アルツハイマー型認知症の関連物質Aβの脳からの排出には、LRP1とMegalinという膜受容体が重要な働きを担っている。両者は、脳毛細血管内皮細胞、脈絡叢上皮細胞において、脳内Aβを取り込み循環血液中に排出する。本研究において我々は、低分子量G蛋白質Arf6とリン脂質キナーゼPIP5Kが、Megalin、LRP1の細胞内ドメインに結合することを見出した。また、Arf6をノックダウンした細胞において、Megalin、LRP1が細胞内の微小構造に蓄積し、両者の発現量が顕著に増加することを明らかにした。以上より、Arf6がMegalin、LRP1のリソソームへの移行を制御していることが示唆された。
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