研究課題
若手研究(B)
β2アドレナリン受容体(b2AR)の蛍光1分子観察を行った結果、1)b2ARは刺激前から、ダイマー・モノマーの動的な平衡状態にあり、2)ダイマー寿命は、刺激前では約80ミリ秒であったが、3)受容体の刺激後に約40%増加する事が分かった。一方、下流の三量体Gタンパク質とb2ARを同時に1分子観察すると、三量体Gタンパク質は、b2ARのモノマーとダイマーの両方に約20ミリ秒という極めて短時間結合し、刺激前後で変化しない事が分かった。これらの結果から、シグナル伝達の際には、GPCRのダイマー・モノマー変換や、三量体Gタンパク質との結合解離が極めて素早く繰り返されているらしいことが分かった。
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