研究課題
若手研究(B)
24時間周期の生命現象である概日リズムは、周期の温度補償性を有している。本研究プロジェクトにおいては、ほとんど分子メカニズムが未解明である周期の温度補償性に関して、分岐理論の観点から観察・考察を試みた。様々な生物種の低温下の概日リズムを観察し、低温下でリズムが停止するときのの分岐現象の種類を調べたところ、KaiCリン酸化リズム、哺乳類培養細胞・シロイヌナズナ・ショウジョウバエ概日リズムにおいてHopf分岐を介してリズムが消失することを明らかにした。Hopf分岐点近傍では周期が比較的変化せず、振幅が変化することが知られているため、温度補償性のメカニズムと関係していることが推察される。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (5件) 図書 (1件) 備考 (1件)
PLoS ONE
巻: 9 ページ: e94900
Angew Chem Inter Ed
巻: 126(8) ページ: 2240-2241
Journal of Biological Chemistry
巻: 287 ページ: 3241-3248
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~hito/