研究課題
若手研究(B)
本研究ではWntシグナルによる肺分岐形態形成のメカニズムを明らかにすることを目的とする。胎児肺上皮組織の3次元培養系に対し、Wnt-β-catenin経路を活性化するアゴニストCHIR99021やWnt2をレンチウィルスにて導入したところ、分岐形態形成が促進した。同時に、頂底極性制御因子aPKCの頂端膜への局在、及び頂端膜収縮が促進した。さらに、aPKC阻害剤は頂端膜収縮を阻害し、Wntシグナル依存性の分岐形態形成を阻害した。以上より、Wnt-β-catenin経路がaPKCを介した頂端膜収縮を誘導することで分岐形態形成を制御している可能性を見出した。
すべて 2014 2013 2011
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)
Mol. Biol. Cell
巻: 23 ページ: 3764-7374
Hum. Mol. Genet.
巻: 22 ページ: 3690-3704
J. Cell Sci.
巻: 125 ページ: 4822-4832