研究課題
若手研究(B)
ゼブラフィッシュの発生時において尾部沿軸中胚葉は尾芽表層に位置する未分化中胚葉から転写因子spt、msgn1依存的に形成される。本研究ではこのような尾部沿軸中胚葉形成機構を理解するため、msgn1の発現制御機構の解明を試みた。内在性のmsgn1の発現を再現するのに十分な遺伝子発現制御領域を同定し、培養細胞を用いてそのプロモーター活性を検討した結果、これらのプロモーターはwntシグナルとT-box型転写因子ntlにより正に制御される事が明らかになった。この事から、msgn1は尾芽表層では未同定の転写抑制機構により発現が抑制されており、その抑制の解除が尾部沿軸中胚葉分化の引き金になると考えられた。
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Proc Natl Acad Sci U S A
巻: 111(20) ページ: 7343-8
Dev Biol
巻: 370(2) ページ: 213-22
http://www.nibb.ac.jp/cib2/