次年度の研究費の使用計画 |
1.3種類のC型レクチンの働きの解明:C型レクチンの組み換えタンパク質の作成は少なくとも2種類の発現ベクターを用いて行う予定である。ベクターにはMBE融合タンパク質(pMAL Protein Fusion and Purification System、80,000円)および、GST融合タンパク質作製用発現ベクター(pGEX-6P-3、69,400円;GST融合タンパク質精製用カラムGlutathione Sepharose 4B、165,000円;GST融合タンパク質切断用プロテアーゼPreScission Protease、23,900円)を用いる。その他、サブクローニング用の酵素類や抗体作成用の消耗品などを購入予定である。 2.タツノオトシゴのアスタシンファミリー遺伝子の進化:タツノオトシゴの各臓器から抽出したRNAを用いてcDNAを作製し、アスタシンファミリーの遺伝子のクローン化を行う。クローン化用の試薬として主に、cDNA作成キット(SMART RACE cDNA Amplification Kit、168,000円)、PCR試薬(Ex-Taq、88,000円)、塩基配列決定用試薬(BigDye、123,500円)などを購入予定。 3.育児嚢で保育に関わる遺伝子の探査:タツノオトシゴの育児嚢から抽出したRNAを用いてcDNAを作製し、アスタシンファミリーの遺伝子のクローン化を行う。購入試薬は主に上述の2と同じキットを使用する予定。 1~3に記載したものに加えて、PCR用のプライマーやカラムなど、分子生物学用試薬・用品を購入する。
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