ゲノム中の特定の部位に任意のタイミングでDNA二重鎖切断を導入する為、誘導型I-SceI発現カセットならびに、I-SceI認識配列を内部に有するLuciferase遺伝子を形質転換したシロイヌナズナを作出し、標的遺伝子切断がジーンターゲッティング効率に及ぼす影響を評価した。その結果、相同組換えの鋳型を形質転換する際、同時に標的遺伝子切断を行うことでジーンターゲッティング効率が5-10倍上昇することが明らかとなった。またプロトプラストにおけるタンパク質の一過的発現系とDNA二重鎖切断誘導を組み合わせ、ChIP法によって発現タンパク質とDNA二重鎖切断部位との結合を評価する系を構築した。
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