研究課題
トマトモザイクウイルス(ToMV)のコードする移行タンパク質(MP)とin vitroで結合することが分かっているタバコの転写仲介因子MBF1aタンパク質(NtMBF1a)について、ウイルス細胞間移行における役割について調べた。NtMBF1aの一過的過剰発現によって第一次細胞間移行およびその後の局所的感染の拡大には影響しないことが示唆されたが、NtMBF1aはMPと細胞内で共局在し、MPの原形質連絡への局在に影響を与える可能性が示唆された。一方、NtMBF1aの遺伝子発現を抑制した形質転換植物を用いたウイルス接種実験からは、条件によってウイルス感染が減退する可能性が示唆された。以上の結果から、ウイルス感染におけるNtMBF1aの役割について新たな知見を得ることができた。
すべて 2014 2013
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (4件)
Journal of General合Plant Pathology
巻: (in press)
10.1007/s10327-014-0515-5
Physiological and Molecular Plant Pathology
巻: 84 ページ: 92-98
10.1016/j.pmpp.2013.08.002
Plant Biotechnology
巻: 30 ページ: 37-46
10.5511/plantbiotechnology.12.1207a
Journal of General Virology
巻: 94 ページ: 1145-1150
10.1099/vir.0.050005-0