酸性土壌ではアルミニウムイオン (Al3+) とプロトン (H+) により根伸長が阻害される.近年,シロイヌナズナにおいてAl3+とH+耐性を制御するAtSTOP1 (Arabidopsis thaliana sensitive to proton rhizotoxicity 1) 転写因子が発見された.本研究では,酸性土壌において良好な生育を示すチャ (Camellia sinensis L.) から2つのSTOP1相同遺伝子 (CsSTOP1およびCsSTOP2) を単離し,その機能解析を行った.その結果,CsSTOP1およびCsSTOP2も酸耐性に重要な遺伝子を制御することが分かった.
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