微生物における亜セレン酸還元機構の解明

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24780084
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 応用微生物学
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 斎藤 茂樹 立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 研究員 (30589908)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: 亜セレン酸還元酵素 / セレン酸還元酵素 / 金属ナノ粒子

研究概要

セレンは水溶液中で細胞毒性を有するオキシアニオンとして存在し、かつ比較的安定して環境中に存在することから、これらを還元し無毒化する微生物が注目されている。本研究は高濃度セレン蓄積土壌から単離された Bacillus 属細菌の亜セレン酸還元酵素を単離同定し、その還元機構を分子レベルで解明することを目的としている。トランスポゾンを用いた破壊株の探索から、マンガンカタラーゼをコードすると推定される遺伝子が本菌の亜セレン酸還元活性に深く関与することが示唆された。

研究成果

• [学会発表] 細菌におけるセレン微粒子生成に関わるタンパク質の同定 (2014)
  • 著者名/発表者名: 大内田竜大,田島寛隆,山本紘資,斎藤茂樹,谷泰史,峯元高志, PRAKASH N. Tejo,三原久明
  • 学会等名: 日本農芸化学会2014年度大会
  • 発表場所: 明治大学,東京都
  • 年月日: 2014-03-29
• [学会発表] Cellulomonas sp. D3a株におけるテルル酸還元に関わる遺伝子の同定 (2014)
  • 著者名/発表者名: 名田イサナ,田島寛隆,斎藤茂樹,谷泰史, PRAKASH N. Tejo,三原久明
  • 学会等名: 日本農芸化学会2014年度大会
  • 発表場所: 明治大学,東京都
  • 年月日: 2014-03-29
• [学会発表] Cellulomonas sp. D3a株が生成するセレンナノ粒子表面に結合するタンパク質の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 大内田竜大,斎藤茂樹,山本紘資,谷泰史,峯元高志, N Tejo Prakash,三原久明
  • 学会等名: 第86回日本生化学会大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜,神奈川県
  • 年月日: 2013-09-13
• [学会発表] Bacillus sp. NTP-1株における亜セレン酸還元に関与する遺伝子の同定 (2013)
  • 著者名/発表者名: 永野知哉,奥田華朱美,斎藤茂樹,谷泰史,峯元高志, Prakash N.Tejo,三原久明
  • 学会等名: 第86回日本生化学会大会
  • 発表場所: パシフィコ横浜,神奈川県
  • 年月日: 2013-09-12
• [学会発表] Cellulomonas属細菌のカルコゲンオキシアニオン還元特性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤茂樹,岡林拓弥,加藤元嗣,谷泰史, PRAKASH N. Tejo,三原久明
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東北大学,宮城県
  • 年月日: 2013-03-26
• [学会発表] Enterobacter sp. E3bにおけるセレンナノ粒子生成機構の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 大内田竜大,斎藤茂樹,谷泰史,峯元高志, N. Tejo Prakash,三原久明
  • 学会等名: 第85回日本生化学会大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡,福岡県
  • 年月日: 2012-12-16
• [学会発表] トランスポゾン挿入変異を用いたセレン耐性菌のセレンオキシアニオン還元機構の解明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永野知哉,加藤元嗣,斎藤茂樹,谷泰史, N. Tejo Prakash,三原久明
  • 学会等名: 第85回日本生化学会大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡,福岡県
  • 年月日: 2012-12-15
• [学会発表] Cellulomonas sp. D3aの亜セレン酸還元能の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山際恭平,岡林拓弥,斎藤茂樹,谷泰史, N. Tejo Prakash,三原久明
  • 学会等名: 第85回日本生化学会大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡,福岡県
  • 年月日: 2012-12-15