研究課題
若手研究(B)
多くの生物は,種を保存するため,異性を正確に認識する情報手段として「フェロモン」を用いる。共同研究者である東京大学の東原らは,オスマウスの涙に分泌され,メスマウスの性行動を誘発するペプチド性フェロモン ESP1 を同定した(Nature, 2005)。また,鼻腔下部の鋤鼻器官にある GPCR クラス C 受容体の V2Rp5 を介して機能することを明らかにした(Nature, 2010)。本研究代表者らは,ESP1の立体構造を決定し,その情報をもとに受容体との結合様式を明らかにした(JBC, 2013)。本研究により,哺乳類のペプチド性フェロモンと受容体の構造的知見を初めて得た。
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http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2013/20130509-4.html