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2013 年度 実績報告書

接合菌-エンドバクテリア共生系における細菌クオラムセンシングの解析

研究課題

研究課題/領域番号 24780115
研究機関大阪府立大学

研究代表者

甲斐 建次  大阪府立大学, 生命環境科学研究科(系), 助教 (40508404)

キーワードクオラムセンシング / エンドバクテリア / 共生
研究概要

接合菌Mortierella alpinaの細胞中にはエンドバクテリアが存在する。この接合菌と細菌の相互関係(共生)確立にはアシルホモセリンラクトン(AHL)を介したクオラムセンシング(QS)が重要な役割を担っていることが示唆されている。本申請課題では、このユニークな共生を成立・維持する上でのQSの機能と、その分子メカニズムの解明への基盤構築を目指している。平成25年の課題はエンドバクテリアのAHL生合成遺伝子のクローニングであった。研究分野の進展に伴い、他の接合菌類中にもエンドバクテリアが存在することが報告された。それらの中で、エンドバクテリアが単離・純粋培養できる系を用いてエンドバクテリア純粋培養に向けた実験系構築を行い、Mortierella alpinaからのエンドバクテリア単離を検討した。現在までに成功はしていない。また、AHL生合成酵素阻害剤をリガンドとしたプルダウンアッセイによるAHL生合成酵素の同定法の開発も進めた。本プロダウン法により、いくつかの種の細菌からAHL合成酵素が精製できることが確認されつつある。AHL合成酵素同定に向けた基盤はかなり整備されたと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 接合菌の内生細菌に見出されたクオラムセンシング機構

    • 著者名/発表者名
      甲斐建次
    • 学会等名
      第1回菌類内生細菌情報交換会
    • 発表場所
      茨城大学農学部
    • 招待講演

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公開日: 2015-05-28  

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