研究課題/領域番号 |
24780142
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 徹 東京大学, 農学生命科学研究科, 助教 (10598775)
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キーワード | 成長予測 / 収益性 / 炭素蓄積 / 公益性 |
研究概要 |
前年の林分密度に応じた同化器官の変動と林木の成長・枯損のモデル化を継続するとともに、森林資源シミュレーションシステムの妥当性・推定精度を検証したうえで広域に拡張した。また、北海道から九州にかけて、多様な人工林の成長や、地理的社会経済的条件を考慮した林業経営シミュレーションシステムと組み合わせ、林分レベルから森林レベルにかけて構築し、異なる入力因子によって異なる施業の収益性等を予測することが可能となった。同時に、炭素蓄積をはじめとする森林の公益的機能評価を組込み、収益性とのトレードオフの精度向上を試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
地域資源予測システムや林業経営シミュレーション等を組み合わせ、広域の森林経営計画の策定が可能となっており、予定通りの進展である。
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今後の研究の推進方策 |
現行のシステムの精度向上を図ると同時に、すでに先行研究によって対象としてきた市町村等において、応用可能性の具体的な検証を進める。
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次年度の研究費の使用計画 |
購入を予定していたデータ等に代わる現地調査結果等を、学内の演習林等から入手できたため、今後はそれらの解析や追加調査、研究発表等への使用を予定している。 データ解析ソフトウェアの購入や、研究発表交通費等
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