研究課題
若手研究(B)
長年対策を練ってきたにも関わらず汽水湖水環境の改善が見られないため,網走湖に流入する網走川および周辺小河川群を対象に現地調査を概ね月1度実施し,河川水質の現況や変動傾向の把握を行った.その結果,土地利用割合と河川水質との間に関係性が認められた.湖沼へのインパクト(負荷流入量)は,流入流量(流域面積)の大きい網走川が最も大きいと考えられた.しかし,居住地や農地が密集している小河川群は,湖沼に流入する水質濃度が森林面積率の高い流域に比べ高く,湖沼への影響は皆無でないと推察された.
水文学