本申請課題の目的は,ネットワーク分析を用いることで,環境ストレス下のトマトにおける果実品質の相互作用の解明およびストレス指標から果実品質の変化を予測することである.まず,トマトのストレス指標としてクロロフィルa蛍光誘導期現象が利用できることを明らかにした.次に,さまざまな塩ストレス強度下でトマトを栽培し,塩ストレスによる食味および機能性成分の変化の可視化にネットワーク分析が利用できることを明らかにした.さらにストレス指標と果実品質の相関ネットワーク分析を行い,塩ストレスによる果実品質の変化を簡易に推測することができることを明らかにした.
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