研究課題
若手研究(B)
乳牛の乾乳期から分娩後にかけての期間は、栄養管理不備によって肝障害が起こりやすく、卵胞発育の調節因子であるIGF-1の分泌低下は繁殖障害を誘発する。肝障害モデルラットにおいて肝障害抑制効果を認めたRhizopus oryzae水抽出物を乾乳後期の乳牛に投与することで、潜在的な肝障害を抑制し、それが肝臓におけるIGF-1分泌を改善することで繁殖能力の向上に寄与することを証明することを目的に解析を行った。その結果、水抽出物による肝障害の抑制が、IGF-1分泌能の回復およびエネルギーバランス改善を介して、発情回帰日数短縮や受胎率改善といった繁殖能力の向上に重要であることを明らかにした。
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Biosci. Biotechnol. and Biochem
巻: 77(7) ページ: 1384-1389