研究課題
若手研究(B)
性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)のパルス状分泌の制御に関与していることが示唆されている弓状核キスペプチンニューロンに共局在するニューロキニンB(NKB)およびダイノルフィンA(Dyn)の弓状核における分泌動態を調べるために、本研究ではシバヤギを実験動物として、マイクロダイアリシス法を用いた濃度変動解析手法を確立し、GnRHパルス状分泌との関連性は明確ではないものの、弓状核においてNKBが濃度変動を伴い分泌されていることを確認した。これらのことから、NKBが弓状核キスペプチンニューロンより細胞外に分泌され、GnRHのパルス状分泌の制御に関与している可能性が示された。
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