研究課題
若手研究(B)
イエネコを含む一部のネコ科動物の脳では、ヒトのアルツハイマー病でみられる神経原線維変化が形成されることを明らかにした。これらのネコ科動物では、アルツハイマー病の発病に関与するβアミロイドのアミノ酸配列が他の多くの哺乳動物(イヌ、サル)と異なっており、脳におけるβアミロイドの沈着パターンも異なっていた。また、神経原線維変化の程度が重度のイエネコでは、海馬の神経細胞が有意に減少していた。イエネコは、ヒトのアルツハイマー病の病態、特にAβとタウ蛋白質の関係と神経細胞変性に関する研究に有用な動物モデルと考えた。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件)
遺伝
巻: 67巻 ページ: 425-430
PLoS One
巻: 7(10) ページ: e46452
10.1371/journal.pone.0046452