研究代表者は、高病原性豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルス(HP-PRRSV)と高病原性でない従来型のPRRSVを個別に検出することが可能な遺伝子診断法を開発した。また、HP-PRRSVを用いて豚の感染実験を実施することにより、我が国では未だ見ることのできないHP-PRRSVによる病態の精査を実施し、HP-PRRSV感染豚におけるウイルス動態とそれに対する宿主応答の解析を実施した。さらに、我が国に流行する従来型のPRRSVに対する免疫が、HP-PRRSVに対して一定の交差性を有することを研究期間を通じて明らかにした。
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