犬の炎症反応症候群(SIRS)の予後指標および血液浄化療法の治療ターゲットとしてのプロカルシトニンの可能性を探索した。ELISAを用いたプロカルシトニン測定系確立のため、犬のプロカルシトニンcDNAのクローニングを行い、組換え蛋白を作成し、プロカルシトニン断片に対するペプチド抗体の作製を行った。本実験で得られた抗体は、ウェスタンブロット法により犬のリコ ンビナント蛋白を特異的に認識することが明らかとなった。また、作出抗体を用いて行ったELISAにおいても犬のプロカルシトニンを検出できることが明らかになった。
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