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昆虫のイオノトロピック受容体（IR）をSf21細胞で再構築し、匂いセンサの検出素子として利用できることを実証する。IR遺伝子および補助タンパク質（Ir8a）を、カルシウム感受性蛍光タンパク質とともにSf21細胞に遺伝子導入し、IRが応答する一般的な匂い物質（一般臭）に蛍光強度変化を示す細胞系統を作出した。作出した細胞系統は、一般臭を選択的かつ濃度依存的に蛍光強度変化量として検出できることが分かった。以上の結果から、Sf21細胞においてIRを機能発現させることに成功し、IRを発現させたSf21細胞系統が匂い検出素子として利用できることを示した。
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