シロイヌナズナの熱ショック転写因子(Hsf)A1dおよびA1eはストレス耐性獲得に重要であるHsfA2の発現を制御している。本タンパク質の活性化機構を明らかにすることで、植物のストレス応答機構に関する重要な知見が得られるのではないかと考え、本研究ではスプリットユビキチン法をベースとした酵母ツーハイブリッド法によりHsfA1d/A1eの転写活性化に関わるタンパク質の単離・同定を試みた。しかしながら、擬陽性が多く同定には至らなかった。そこで大腸菌BiFC法による単離を行った。その結果、多数のポジティブクローンが得る事ができ、そのうちのいくつかはこれまでに熱耐性に関わる事が報告されていた。
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