天然アミノ酸であるバリン、ジアミノシクロヘキサン、アミノピロリジンから新規不斉有機分子触媒を合成し、不斉アルドール反応や不斉マイケル反応が効率よく進行することを見出した。これら不斉有機分子触媒や市販の有機分子触媒を、究極の酸化剤である分子状酸素、クリーンなエネルギーである光、日本で豊富に生産されている資源であるヨウ素触媒と組み合わせて用いることにより、低い不斉収率ながら中程度の収率で酸化的不斉ラクトン化反応が進行することを見出した。また、光酸素酸化反応に最適なフローマイクロリアクターを構築し、これにより酸化的ラクトン化反応が進行することを明らかにした。
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