研究課題
若手研究(B)
ワクチンの添加剤として免疫能を高めるワクチンアジュバントが必要不可欠となっている。生薬オンジから得られる桂皮酸含有サポニンは,強いアジュバント活性を示すが、精製,全合成が困難である。そこで本研究では植物成分由来のアジュバントの創製を目指した。モデル実験の結果、糖部分の保護基の位置選択的な制御と、グリコシル化においてマイクロフローリアクターの使用により、桂皮酸含有サポニンの合成を達成した.また植物成分由来のトリテルペンの単離においては、合成樹脂の使用による実験工程の短縮に成功し、トリテルペンの新しい供給方法を確立できた。以上の様にして人工合成サポニン創製への方法論の確立ができた。
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Journal of the American Chemical Society
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http://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/shoyaku/