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グレガチン類は真菌から見つかった化学物質であり、抗菌活性やDNAポリメラーゼ阻害活性など医薬品のシードになりうる重要な作用を持つ化学物質群である。研究代表者は光学活性な原料を使用し、当研究室で開発したオリジナル反応を用いることで、(+)-グレガチンBの効率的な新規合成法を開発した。さらに、この合成法を用いて(+)-グレガチンEの初の全合成を達成するとともに、不明であった絶対配置を決定することができた。また、オリジナル反応の初めての不斉触媒化を検討した結果、良好な収率・選択性で目的物が得られることを見出した。
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