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本研究では、強力な癌免疫を誘導するナチュラルキラーT（NKT）細胞を活性化する糖脂質alpha-galactocylceramide（GC）は、水に不溶であり、標的細胞である抗原提示細胞への送達効率が低いため、直接投与による臨床応用が困難であった。本研究では、リポソームベースの独自のデリバリーシステムであるオクタアルギニン修飾ナノ粒子にGCを搭載することで、抗原提示細胞へのGC送達効率の向上、NKT細胞の分化活性化、サイトカイン産生の促進、GC単独では困難であったマウスメラノーマの肺転移抑制に成功した。
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