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2012 年度 実施状況報告書

生体内血管新生イメージングを基盤とした革新的新生血管誘導療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24790038
研究種目

若手研究(B)

研究機関東北大学

研究代表者

濱田 庸  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (20611958)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード血管新生 / 生体内イメージング
研究概要

平成24年度は①PDGF結合蛍光分子の作成とin vitroアッセイ②下肢虚血モデルマウスを用いたPDGF蛍光粒子の動態とPDGFR分布の生体内解析を行う予定であった。
①の予備実験として、PDGFタンパク質の一部のアミノ基のビオチン化を行い、それと蛍光が高輝度で、かつ定量評価可能なアビジン化量子ドットを結合させたPDGF蛍光粒子を作成した。これをPDGFR無発現、低発現、強発現細胞に投与して蛍光量の定量分析を行ったところ対照群に比して約5倍程度の有意な結合能の差を見出した。現在遺伝子工学的手法を用いたより反応性の高いPDGF蛍光粒子複合体を開発中である。
②に関しては、下肢虚血モデルマウスの質を更に高めることから始めた。血管処理後、約2ヶ月フォローし、レーザードップラーによる血流測定に加え高解像度のCTを用いて血管増生の仮定をより定量的に捉える方針とした。レーザードップラーでは先行研究と同様安定した結果が得られ、高解像度CTの撮影条件が固まった。その条件下では、対照肢に比べ、虚血誘導直後では有意に血管の密度が低下している像が捉えられており、さらに経時的に新生血管が増成しているという結果が得られている。生体内のPDGF蛍光粒子の分布と生体内分布の解析については、予備的に前述のPDGF蛍光粒子を投与してイメージングを行い、虚血を誘導してから一ヶ月程でPDGF蛍光粒子の分布に不均一性が出現することが捉えられている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

実験条件や手法の検討に時間がかかり、当初の計画よりは遅れているが、それらも確立されてきており、来年度以降に十分挽回可能であると判断する。

今後の研究の推進方策

計画は遅れているが、実験結果は出始めており、効率的な計画の推進は求められるが、方針は従来どおりに計画を遂行していく予定である。

次年度の研究費の使用計画

該当なし。

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公開日: 2014-07-24  

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