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2014 年度 実績報告書

生体内血管新生イメージングを基盤とした革新的新生血管誘導療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24790038
研究機関東北大学

研究代表者

濱田 庸  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20611958)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード血管新生療法 / 血管内皮成長因子 / 血小板由来成長因子
研究実績の概要

平成26年度は、昨年度作成に成功した高輝度蛍光粒子への選択的結合タグを一か所のみ持つリコンビナントVEGF、PDGFを作成し、その生理活性を確かめる実験を行った。VEGF受容体発現血管内皮細胞やPDGF受容体発現壁細胞の培養細胞株を用い、作成したタンパク質が培養細胞の増殖能、移動能に与える影響を定量した。その結果、結合タグを持たないリコンビナントVEGFもしくはPDGFと同等に細胞増殖、移動能促進効果を持つ事が証明できた。
更に、作成したリコンビナントVEGFないしPDGFと量子ドットを結合させ、各血管新生因子受容体無発現・低発現・高発現細胞株に投与した。その結果、後者になればなるほど一細胞当たりの蛍光強度が高い事が定量評価できた。これらの蛍光は、VEGFあるいはPDGF抗体を使用する事で有意に低下する事も証明できた。
さらに今年度は、VEGFR受容体遺伝子を封入したウイルス粒子を作成し、それを投与した虚血モデルマウスにVEGF-量子ドット複合体ないし、PDGF-量子ドット複合体を投与して、血管新生の場をin vivo imagingする予定であった。しかし、ウイルス粒子作成にことの他難渋し、思うような結果が得られなかった。
次年度以降、研究を継続し、課題をクリアしていく事を目指している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] In vivo Imaging of Cancer Vasculature with Newly Established Hetero-Tagged Vascular Endothelial Growth Factor-Quantum dots complex2015

    • 著者名/発表者名
      Yoh Hamada
    • 学会等名
      A3 Foresight 4th meeting Progress reports
    • 発表場所
      Beijing, China
    • 年月日
      2015-01-18 – 2015-01-19
  • [学会発表] Establishment of Novel Hetero-Tagged Angiogenic Factors Which Can Apply to in vivo Fluorescent Imaging with High Resolution2014

    • 著者名/発表者名
      Yoh Hamada
    • 学会等名
      Steering meeting of 3rd A3 Foresight Program
    • 発表場所
      Westin Hotel, Sendai
    • 年月日
      2014-09-02 – 2014-09-04

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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