研究課題
若手研究(B)
難水溶性薬物の溶解性・吸収性改善技術として薬物と高分子からなる固体分散体が広く用いられている。本研究では、固体分散体を水に分散した後の構造及び状態を分子レベルで評価した。核磁気共鳴(NMR)法の応用手法を用いることで、固体分散体を水に分散させた際の、薬物と高分子の状態、さらに薬物と高分子間の分子間相互作用を直接検出することに成功した。また、固体分散体を水に分散した時の薬物と高分子の溶解速度を共に評価することで、固体分散体の溶解メカニズムを明らかとした。
分子製剤学