研究課題
若手研究(B)
リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)は、睡眠調節薬開発のターゲットとして多くの研究が為されてきたが、生成物(PGD2)の放出過程のメカニズムは明らかになっていない。本研究では、L-PGDSのPGD2認識・放出機構を熱力学的および構造生物学的に明らかにした。まず、従来考えられていたL-PGDSと基質/生成物の1:1相互作用モデルとは異なる、1:2結合モデルで相互作用することが明らかにした。また、活性中心のCys65が、生成物PGD2との相互作用にも非常に重要な役割を果たしていることが示された。さらに、得られた構造情報から基質の結合に重要な2つの領域を同定した。
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