2013 年度研究成果報告書

ＯＸ４０リガンドを分子標的にした難治性喘息治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号	24790093
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	生物系薬学
研究機関	東京薬科大学
研究代表者	大友隆之東京薬科大学, 薬学部, 助教 (90463108)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード	気管支喘息
研究概要	喘息難治化のメカニズムの1つに、T細胞レベルでのステロイド抵抗性がある。T細胞活性化にはT細胞受容体(TCR)を介する抗原特異的シグナルと共刺激分子を介する抗原非特異的シグナルが必要であるが、TCRシグナルのみの活性化と比較して、TCRシグナルと共刺激シグナル両方を活性化するとステロイド抵抗性が高くなることが知られている。本研究では、共役分子の1つであるOX40リガンドとステロイド抵抗性の関係を調査した。OX40リガンド欠損マウスではステロイド薬の効果が高く、低濃度のステロイド薬で喘息反応が抑制された。したがって、OX40リガンドは難治性喘息治療薬開発の新たな分子標的となる可能性が考えられた。