パーキンソン病モデルにおけるエズリンの病態生理的機能の解明

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 24790097
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 岐阜薬科大学
• 研究代表者: 位田 雅俊 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (70512424)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• キーワード: Ezrin / Moesin / Radixin / Parkinson's disease

研究概要

中枢神経系において、スキャホールドタンパク質であるエズリンの生理的や病態生理的機能は不明である。本研究では、神経細胞におけるエズリンの生理的機能とパーキンソン病（PD）モデルマウスにおける機能を検討した。空間認知機能に障害が起きているPDモデルマウスの海馬においてのみ、エズリンの増加が確認できた。一方で、エズリンはRhoAの活性を抑制することで、神経突起生成に寄与していることを明らかにした。

研究成果

• [学会発表] Role of ezrin in neuritogenesis in cultured cortical neurons (2014)
  • 著者名/発表者名: 松本洋亮、位田雅俊、田村淳、波多野亮、月田早智子、浅野真司
  • 学会等名: Neuro2014
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20140911-13
• [学会発表] 神経細胞の形態形成におけるERMタンパク質の機能解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 松本洋亮、位田雅俊、波多野亮、田村淳、月田早智子、浅野真司
  • 学会等名: 日本膜学会第36年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 20140512-13
• [学会発表] パーキンソン病モデルマウスの海馬におけるERMタンパク質の変動と空間認知記憶との関連性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 位田雅俊,松本洋亮,浅野真司
  • 学会等名: 第87回日本薬理学会年会
  • 発表場所: 仙台国際センター
  • 年月日: 20140319-21
• [学会発表] 神経細胞における細胞骨格関連タンパク質エズリンの機能解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松本洋亮、位田雅俊、田村淳、月田早智子、浅野真司
  • 学会等名: 日本膜学会第35年会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2013-05-20
• [学会発表] 神経細胞の形態形成におけるエズリンの機能解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松本洋亮、位田雅俊、田村淳、月田早智子、浅野真司
  • 学会等名: 第60回生化学会近畿支部例会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2013-05-18
• [備考] ホームページ等(岐阜薬科大学・薬物治療研究室)
  • URL: http://www.gifu-pu.ac.jp/lab/yakuchi/Med_Mol_Therp/Home.html