研究課題
若手研究(B)
本研究では、核酸の生合成経路に見られるカルボニル基がリン酸化されたイノシンの化学修飾アナログの合成法の開発を試み、近年我々が独自に開発した求核性が極めて小さい酸性活性化剤CMMTを応用することで、種々の官能基を持つリン酸ジエステルをイノシンのカルボニル酸素原子上に導入する手法の開発に世界で初めて成功した。更に、この様なイノシン6-リン酸誘導体の水溶液中での安定性について評価したところ、pH 7付近ではほとんど加水分解されないことを見出した。この様な酵素反応中間体アナログは、核酸の生合成経路を標的とする生物学的、創薬化学的研究への応用が期待される。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (18件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
J. Org. Chem
巻: (in press)
10.1021/jo500185b
Chem. Commun
巻: 49 ページ: 11503-11505
10.1039/C3CC46617E
Tetrahedron Lett
巻: 54 ページ: 3731-3734
10.1016/j.tetlet.2013.04.032
J.Fluorine Chem
巻: 150 ページ: 85-91
10.1016/j.jfluchem.2013.03.013
Protein Expr. Purif
巻: 88 ページ: 13-19
10.1016/j.pep.2012.11.009
巻: 77 ページ: 7913-7922
10.1021/jo301052v
Med. Chem. Lett
巻: 22 ページ: 4571-4574
10.1016/j.bmcl.2012.05.093
巻: 53 ページ: 4361-4364
10.1016/j.tetlet.2012.06.015
Chem. Lett
巻: 41 ページ: 1630-1632
10.1246/cl.2012.1630
Trends Glycosci. Glycotechnol
巻: 24 ページ: 152-168
10.4052/tigg.24.152
http://www1.gifu-u.ac.jp/~ando_ap/