研究課題
若手研究(B)
動脈硬化性疾患の予防および進展を阻止する上で運動および薬物療法は極めて重要である。しかしながら運動刺激は薬剤性の筋障害を増悪させることから、筋障害の回避には本機序の解明が重要である。そこで申請者は運動時に発現が亢進する乳酸輸送担体(MCT)に着目し、薬剤性筋障害との関連を明らかにすることを目的とした。脂質異常症治療薬であるスタチンは、濃度依存的に筋由来細胞の障害を誘導し、MCT4の発現を上昇させた。またMCT4の発現を低下させた場合にスタチン誘導性の細胞障害は軽減されることが明らかとなった。以上の知見からスタチン誘導性の筋障害の一因にMCT4の関与が示唆された。
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PLOS ONE
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