研究成果の概要 |
本研究の目的は、既存のコホート研究に基づいて、妊娠中のサプリメント摂取が妊娠経過、児の発育、母子の疾患発症との関連を明らかにすることである。妊娠中を通して最も多くの妊婦が使用していたサプリメントは、エコチル追加調査対象者(初期3,600名、中後期2,765名)・BOSHI研究対象者(初期122名、中後期82名)共に葉酸であった(20.2-35.4%)。葉酸の次に多く使用されていたサプリメントは、ビタミンB群やミネラルであった。本研究実施により、大規模妊婦集団において、妊娠中のサプリメント摂取とより長期間の追跡に基づく将来の母子の各種疾患の発症や健康との関連を検討するための基盤が構築された。
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