研究課題
若手研究(B)
一酸化炭素 (CO) 結合型ヘモグロビン小胞体 (CO-HbV) の適応疾患候補として、有効な治療薬が存在しない難治疾患である特発性肺線維症 (IPF) への有用性をブレオマイシン (BLM) 誘発IPFマウスモデルを用い評価した。その結果、CO-HbVはBLM誘発IPFマウスモデルの肺線維化及び肺機能の低下を有意に抑制した。また、CO-HbV投与により気管支肺胞洗浄液中の白血球浸潤、肺組織中の炎症性サイトカイン産生、活性酸素の産生の抑制、更には線維化因子の一つであるTGF-βの発現を抑制した。以上の結果より、CO-HbVはIPFの新規治療薬になりうる可能性が示された。
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