研究課題
若手研究(B)
化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、苦痛度が高い症状のひとつであり、QOLを低下させる。本研究では、ABCトランスポーターの遺伝子多型と制吐効果との関連性を検討し、CINVのリスク因子を探索することを目的とした。アプレピタントを含む3剤併用予防的制吐療法が実施された患者を対象とし、急性期および遅発期におけるCINV発現と遺伝子多型との関連を評価した。多変量解析の結果、性別、年齢に加え、ABCB1 1236C>T、ABCG2 421 C>Aも急性期CINVのリスク因子となることが示された。遅発期においては、遺伝子多型とCINV発現との間に有意な関連は認めず、性別のみが有意な影響因子であった。
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Drug Metab. Pharmacokinet
巻: 28 ページ: 299-304
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巻: 63 ページ: 144-151