ピロール-イミダゾール(PI)ポリアミドは任意の二本鎖DNAに入り込み、遺伝子の発現を制御する化合物群である。任意の遺伝子の発現を制御するため、様々な疾患の治療薬開発が可能と期待される。本研究では、PIポリアミドによる創薬開発の基板として、PIポリアミドの薬物体内動態と分子構造の関係を調べた。PIポリアミドの分布容積および血漿タンパク結合率は分子構造から予測できる可能性が示唆された。クリアランスと分子構造の関係は、検出されなかった。より詳細な検討を行うため、さらにPIポリアミドの体内動態情報を集積する必要がある。
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